一昨年２００１年の８月に秋田で行われた「ワールド・ゲームズ」のビリヤード・男子スリークッションでみごと 金メダルに輝いたダニエル・サンチェス（スペイン）。彼が初来日したのはサエギナールの場合と同じで１９９３年のス リークッション・ワールドカップ東京大会のときでした。すでにサンチェスは世界トップランクの実力者で、この大会に も予選免除での参加でした。実はＩ氏、サンチェスという名前は良く知っていても具体的にどのような選手なのかは全然 知らないでおりました。

　ワールドカップ東京大会の本選会場にはブロムダール、クールマンス、ヤスパース、サン・リーといった世界の強豪たち が顔を揃えています。こういった一流選手でも、自分の試合がないときは観客席で一般の観覧者のように試合を見ている ことが多いです。ふと観客席を見回すと、海外からの選手が集まっている観客席の一角の中に白人の少年がいました。それも ブロムダール、クールマンスらと気軽に話をしています・・・このような大会には参加選手が夫人同伴で来ることもあるので、 Ｉ氏はこの少年はどこかの選手の子供だろうと勝手に思っていました。

　Ｉ氏はこの大会でスコアラーを務めていました。何試合か目に自分がスコアをとるテーブルに行くと・・・なんとあの観客 席で見た少年が試合用の正装をして選手用のいすに座っているではありませんか。おいおい、キミ、こんなところに座っち ゃいかんよ、と思いつつ（笑）スコア表の選手名を見ると・・・「Daniel Sanchez」・・・とあります！！　え、えっ、君 （ボク ^^;;）が“あの”サンチェスなの？？？
　スコアラーをしながら彼のプレイを見ていると・・・いやはや高校生のような風貌のキミがなんでそんなに撞けるの？とい った感じです。^^;; 事実、サンチェスは1974年の3月生まれですからこのときまだ19歳！！　この若さで一流の選手らと 互角の勝負をするわけですから・・・どういった教育を受けてきたんでしょうかね？ ^^;;

　現在でも２０代ですからあと四半世紀は世界のトップレベルで活躍できるでしょうね・・・世界は広いものです（溜息）。 個人的にはプレイスタイルが好きな選手ですので、もっと来日してもらいたいな〜と願っております。＞自分 ^o^